CLASSIC TEAM LOTUS/LOTUS F1 FILE 11 - LOTUS 72

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LOTUS F1 FILE 11 - LOTUS 72

2012 Goodwood Festival of Speed - LOTUS F1 FILE 11

2012年のGoodwood Festival of Speed に集った歴代ロータスF1マシーンをご紹介していくLOTUS F1 FILE。第11回目となる今回は、サイドラジエーター、ウエッジシェイプなど、70年代のF1に多大な影響を与えたチャンピオンマシン、タイプ72の登場です。

LOTUS 72

コスワースDFVを初めて搭載し、1968年にはWタイトルを獲得した成功作、タイプ49の後継車の本命として1970年に発表されたタイプ72。インディカー、タイプ56で試行されたウエッジシェイプ・コンセプトをDFV搭載のF1で具現化するために、ラジエーターをボディ左右に配置。ブレーキディスクをインボード化したうえ、フロント・ダブルウィッシュボーン、リア・ツインラジアスアーム&ロワーウィッシュボーンのサスペンションにコイル・ダンパーユニットではなく、トーションバーを採用するなど、独創的な設計が目立つ1台であった。設計はモーリス・フィリップ。
72は、1970年第2戦スペインGPでデビューを果たすも、フロントのアンチダイブ機構、リアのアンチスクワット機構が操縦性の悪化をもたらし、結果は惨敗。その後アンチスクワットを外したBスペックを経て、オランダGPで両機構を外したCスペックが登場。これにより72のハンドリングは大幅に改善され、リントはこのオランダからドイツGPまで4連勝を飾る圧倒的な強さを示した。ところがイタリアGPの予選でマシントラブルによりリントはポイントリーダーのまま他界。結局彼のポイントは逆転されず、F1史上類を見ない故人のワールドチャンピオンとなる。
リントの没後、チーム・ロータスにはブラジルの新星エマーソン・フィッティパルディが加入。71年シーズンはリアサスペンションやウイング、インダクションポッドなどの改良を施したDスペックが登場するも成績は低迷してしまう。
ところが、翌72年にJPSがメインスポンサーとなり黒×ゴールドのカラースキームに生まれ変わると、エマーソン&72Dのコンビは息を吹き返し、シーズン5勝を挙げ当時世界最年少のワールドチャンピオンに輝いた。
1973年、チーム・ロータスにNo2としてロニー・ピーターソンが加入。この年から使用タイヤもファイアストンからグッドイヤーに変更された。またスペインGPから施行された、燃料タンクの容量制限やモノコック側面にクラッシャブルストラクチャー(衝撃吸収構造)の装着義務に対応するために、72Eへとアップデート。シーズンを通じてエマーソン3勝、ロニー4勝と相変わらずの強さをみせコンストラクターズタイトルを獲得。しかしながらドライバーズタイトルはティレルのジャッキー・スチュワートにさらわれる結果となった。
本来ならここでタイプ72の現役生活に終止符が打たれる予定だったのだが、74年シーズン用に開発されたタイプ76が不調に終わり、急遽72Eの現役続行が決定。すでに4シーズン目を迎えていたこともあり、ライバルに比べ戦闘力は大幅に低くなっていたが。エースのロニー・ピーターソンは孤軍奮闘。モナコ、フランス、イタリアとシーズン3勝を挙げる活躍をみせた。
さらに75年シーズンも72Eは老体に鞭打ってGP参戦を続けるが、ロニー用に仕立てられた軽量版のスペシャル72E/9をもってしても3度の入賞(表彰台は1度もなし)が限界。これで5シーズンと異例の長寿となった72の現役生活は終わりを告げる。
タイプ72は72/1から72/9まで合計9台が製作されている。うち、72/1はロブ・ウォーカーに売却時に72/4へと変更。72/5は73年のオランダで失われ(のちにリビルド)、72E/5として新造されている。現在、リントが命を落とした72/2(その残骸は今でもCTLで保管されている)以外は全て実動状態で現存しており、本国CTLは、72/2、72/5、72E/5、72/9の4台を所有。日本には72/3、72/6が保管されている。
2012年のグッドウッドFOSに出場した72/4。
72/4は1970年中盤からロブ・ウォーカー・チームに売却されたカスタマー仕様で、グラハム・ヒルがドライブ。
72/1をベースにCスペックにアップデートし、72/4としてデリバリーされた。
日本に現存する72/3。
当時のナンバー2であるジョン・マイルズのために70年のドイツGPから用意された個体で、最初からCスペックとして生まれている。
その後レイネ・ウィーゼルのレースカーとなり、71年のイギリスGPからプライベーターのデイブ・チャールトンに売却。
75年まで南アフリカ選手権で活躍した。
Owner:福田美雄 
CTL Japanの所有する72/6。
1971年にDスペックで製造され、レイネ・ウィーゼルのレースカーとして使用。
72年はデイブ・ウォーカーのレースカーとなり、シーズンオフにEスペックにアップデート。
73年からはロニー・ピーターソンのレースカーとなり、ロニーはこの72/6で4勝を挙げている。
Owner:久保田克昭
72/6のコックピット。
現役ヒストリックF1レーサーゆえ、一部補機類にアップデートされた部分も見受けられるが、基本的なスペックは当時のまま。
2012年のグッドウッドFOSにCTLが持ち込んだ72E/5。
72/5が73年のオランダで大破したため、74年のジャッキー・イクス用に新たに仕立てられたマシン。
大破した72/5もレストアされ、現在CTLで保存されている。
●LOTUS 72 Specification
・ 生産台数:9台
・ エンジン:フォード・コスワースDFV V8
・ 排気量/形式:2993cc V型8気筒 DOHC
・ 最高出力:440bhp
歴代ロータスF1の詳細に関しては、
好評発売中の「チーム・ロータスF1ブック 日本語版」に掲載されています。
ぜひご覧ください。
数々の新機軸を打ち出したロータス72。モーリス・フィリップによる最初の設計図は1970年2月に描かれましたが、その後1970年10月、1972年11月にそれぞれアップデートされています。これはCTLの倉庫に保管されていた4面図をダイレクトプリントしたもの。お部屋のインテリアや模型の資料に是非。
Type 72 General Arrangement Drawing T-shirt
ロータス72 ドローイングTシャツ
Sサイズ / Mサイズ / Lサイズ
先に紹介した72Eの4面図をTシャツにプリントしたもの。バックプリントには、72の上面図と72が記録した数々の勝利が記録されています。また左右の袖にも、それぞれ72の前後図をレイアウト。落ち着いたデザインで、あらゆる世代の方にご愛用いただけます。
Team Lotus Type 72 T-shirt
チームロータス・タイプ72 Tシャツ
Sサイズ / Mサイズ
タイプ72の勇姿をTHE LOTUS BOOKの著者ウィリアム・テイラーがデザイン。大きく胸にプリントし、シンプルに仕上げたTシャツです。

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