6月25日から26日にかけて、MSVR(MotorSports Vision Racing)が主催したサーキットイベント“LOTUS FESTIVAL SNETTERTON 2011”に、クラシック・チーム・ロータスも参加。F1をはじめとする各車のデモンストレーションランを行いました。
LOTUS FESTIVAL SNETTERTON 2011
昨年、スネッタトン・サーキットを舞台に開催されたメモリアル・イベント、“クラシック・チーム・ロータス・フェスティバル”の模様は記憶に新しいところですが(この様子を収録した「The Classic Team Lotus Festival Album:Coterie Press刊」は、このCTL Japan HPで間もなく発売予定。お楽しみに!)、あれから約1年がたった6月25日から26日にかけて、再びロータスをフィーチャーしたイベント、“ロータス・フェスティバル・スネッタトン”が開催されました。
今回はレーシングカーのみならず、ロータスの作り出したクルマが対象ということもあり、サーキットには新旧様々なロータスが集結。パレードランでは、スネッタトンのコースをロータスが完全に埋め尽くすほど。会場には本当に多くの観客が詰めかけました。
また、”LOTUS ON TRUCK ELISE TROPHY”、”LOTUS CUP UK”といった レースカテゴリーも同時開催。いすれのカテゴリーも30台以上のエントリーを集めるだけあって、白熱したレースが展開されました。

このイベントにクラシック・チーム・ロータスディスプレイ&デモランで参加。
今回のトピックは、レストアされていらい初めて公の場で走行を披露した1990年型ロータス102/4 ランボルギーニでした。
102は、1989年型の101ジャッドとのランデブーも披露し、ランボルギーニV12ユニット(レースでロータスF1が使用した唯一のV12エンジンでもある)ならではの素晴らしいエグゾーストノートを響かせたのです。
一方、CTLの所有するロータス79/3は、5月のテストに引き続きCTL代表であるクライブ・チャップマンが再びドライブ。公の場でクライブ自身がF1をドライブしてみせるのはこれが初めてということもあり、詰めかけたファンにとってはちょっとしたサプライズにもなりました。
この他にも、1963年にロータスに初のワールドタイトルをもたらした記念すべきマシン、ロータス25F1も参加。このロータス25の限定版ミニカーが、この夏CTL Japanから” 1/43 ロータス25 PLANEX COLLECTION”として発売されます。
こちらは、CTLのパトロンのひとりでもあるマルコム・リケッツが所有する幻に終わったF1/F2マシン、ロータス58。
マルコム自身もロータス18 F1をドライブ。とても70歳を越えているとは思えない、ドライビングを披露しました。
さらにCTLからではありませんが、1997年のFIA GT1チャンピオンシップに出場したエリーゼGT1もデモランに参加。
また会場には、1965年のインディ500優勝を記念して、コーリン・チャップマンに贈られたというフォード・ギャラクシーも展示されていました。これは長年チャップマン家が公私ともども使用していたクルマで、現在でもキレイにレストアした状態で、クライブ・チャップマンが所有しています。
こうしてスネッタトンでの週末を過ごしたCTLは、イベントが終了すると休む間もなくGoodwood Festival of Speedへと旅立っていきました。
Photo:Kozo Fujiwara