今年も8月18日から21日にかけて、アメリカ・モンテレー郊外にあるマツダ・ラグナ・セカ・レースウェイで開催されたアメリカ最大のヒストリックカー・レース『Rolex Monterey Motorsports Reunion』にClassic Team Lotus Japan代表の久保田克昭が、愛機ロータス78とともに参戦してきました。
戦前のスポーツカーから、F1、Can-Amカーまで様々な年代のマシンを対象としたレースが繰り広げられるこのイベント。100周年を迎えたBMWをメインフィーチャーに据えた今年は、1963年から73年までのツーリングカーを対象としたグループ3Bに日本から2台のマツダR100(ファミリア・ロータリークーペ)が参加するなど、様々な話題の多い週末となりました。
そんな中、久保田は1967年から84年までのF1マシンで競われるグループ7Bにロータス78でエントリー。かつてFIAサラブレッド・シリーズに参戦したこともあるこの78で、レースに出場するのは久しぶりのこととなります。
しかし初日のプラクティス、名物コーナーのコークスクリューの手前でコースアウト。マシンにダメージを負ってしまいますが、同行していたClassic Team Lotus のクリス・ディネッジ、ケヴィン・スミス、そしてハナシマレーシングの花島広樹氏らの懸命な作業により、無事にレースに出場することができました。
ちなみにこのレースには、1984年、85年、88年、89年の4回にわたりWGP 500ccクラスでワールドタイトルを獲得した伝説のライダー、エディ・ローソンが1977年式のウルフWR4で出場。
なんとエディさん(左)のチーム監督を、1990年、91年、92年にWGP 500ccクラス・チャンピオンに輝いたウェイン・レイニー(右)が務めるという、80年代バイク・マニアが感涙するような豪華な布陣。お二人とも素晴らしい紳士で、我々のチームとも交流を深めました。
またレースの方は、世界中から27台ものF1マシンが集結する盛況っぷり。我々Classic Team Lotus からは久保田の他に、アメリカ在住の紳士、クリス・ロックがロータス77とともに参戦しました。
2レース制で行われた決勝、久保田は手負いのマシン、そして慣れないコースながら第1レースを6位、第2レースを5位で完走。特に第2レースでの5位争いは熾烈で、アメリカのギャラリーからも大喝采を浴びました。
その時の動画です!
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このあと久保田は9月に開催されるグッドウッド・リバイバル・ミーティングにロータス23Bで出場する予定です。引き続き応援お願いします。